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The Division っていう面白いクソゲーの事

  Steamサマーセールで買ったゲームの中で当たりのひとつだった「Tom Clancy’s The Division」に最近はゲームの時間を費やしています。(セールとは言ってもDLC全部入りを買って4000円くらい)

 

  ハック&スラッシュRPGサード・パーソン・シューティングを組み合わせたゲームで、「Borderlands」シリーズや「Destiny」にとてもよく似たゲームです。

 

  昔、Borderlands2にハマっていた事もあり、Divisionも同じくらい楽しくプレイしているのですが、やっぱりちょっと気になる点も多くあるゲームなので、今回はその辺を箇条書き風に。

 

 

良い点

・ストーリーと世界観が良い

  誰もがよく知るマンハッタン島、ニューヨークの街でドル紙幣を媒体として未知の致死性ウィルス「ドルインフル」が蔓延。ニューヨークの都市機能は失われ、瞬く間に崩壊。

  そんな世界を救うべく、Divisionと呼ばれるエージェントとして、プレイヤーはウィルスの真相解明とニューヨーク市民の救助、街の秩序と平和を取り戻すために奔走するという世界設定です。

  ストーリーは洋ゲーによくある大味、且つ、続編を意識したようなエンディングになっていました。

  マップはテレビなどでよく見るニューヨークの景色に近く、街並み(まさに世紀末って見た目だけど)を散策しているだけでも楽しいゲームですが、構造が碁盤の目のように単調なので、コピー&ペーストの手抜きマップ感を感じる点は少しマイナス。元のニューヨークがそうなのでしょうがないし、そう感じさせない工夫は見て取れるので、まぁ許容できる範囲。

 

ハクスラゲーの割にはテンポよく進む

  ハクスラの醍醐味と言えば、いかに強い装備のドロップを手に入れ、どの装備が強いかを吟味する事ですが、武器の強さを総合的に表したDPSの数値が表示されてるので、ゲーム進行中に悩むのはアサルトライフルやショットガンなどの、どの武器カテゴリーを使うかくらいでシナリオクリアまではとてもテンポが良かったように感じました。

  レベルキャップも簡単に到達できるので、レベル上げ作業もそれほど苦じゃありません。装備の性能やビルド構築を吟味する楽しみまでそう多くのプレイ時間はかかりませんでした。

 

・適切なパラメータと、ほどよくバカなAI

  基本的にAIの敵を倒していくだけのゲームなので、すぐ飽きるような気がすると思いますが、敵が複数いるときはプレイヤーの側面に回り込もうとしてきたり、隠れているところがバレると別の場所に隠れようとしたりします。強すぎず、弱すぎず、優秀なAIだと思います。(高難易度になるとこの限りではない。)

  あと、敵からのダメージがほどよく痛いので、ちゃんと回復アイテムやスキルが必要になります。ただひたすらに撃ちまくればいいって感じではないゲームバランスです。この辺はダメージ交換を行うハクスラRPGの要素を意識しているなって感じ。

 

 

悪い点

・ソロプレイでもラグとの勝負

  Coopプレイが可能なゲームですが、非パーティー状態(ソロプレイ)でもゲームサーバーと常に接続状態になっているため、敵に攻撃した後のダメージ表示が遅れたり、敵の位置の同期ズレが頻繁に起きたりします。おい、なんだこのクソゲーは。

  ソロで遊んでるときくらいはスタンドアローンで遊ばせてよって気はしますが、PvPもあるゲームなので不正対策として致し方ないのでしょう。だが、許せん。

 

・稀なフレームレートの低下と視点が動かないバグ

  モニターリフレッシュレート144Hzには対応しているらしいのですが、フレームレート制限を無制限、もしくは120FPS固定にすると僕の環境では視点がカクカクしてまともにエイムできない不具合が発生しています。

  60FPS固定にするとほとんど起きないのですが、長時間プレイしてメモリが溜まったり、敵の処理が必然的に遅くなる高難易度ミッションでは同時に出現する敵の数が増えるので処理が重くなり、視点が動かせず死ぬなんてことがあります。パーティープレイだと1Waveで沸く敵が増えるので更にひどいことになります。

  発売から大分月日が経ったゲームですが、要求スペックはまだまだ高いです。これ、なんとか改善できないのかなぁ・・・・。

 

 

【総括】

  発売当初は「面白そうなハクスラTPSだな、やりたいな」という感想を持ち、そのままプレイせず月日が経ち、今に至ってプレイしてみた感想は「やっぱり面白いハクスラTPSクソゲーだな」です。

  面白いことは面白いのですが、今一つ至らない点が多々見受けられます。UBIソフトは全然小さなゲーム会社じゃないのに、なんだかお粗末だなぁって感じです。

  ソロプレイでもサーバーと通信しているおかげでラグが発生してプレイの障害となっていますが、セーフハウスに入ると他のプレイヤーが装備品を整えたり休憩しているので、MMORPGの街に戻ってきたような安心感があります。

  でも、せっかくサーバーと通信し続けているなら、サイドミッションや反復プレイできるエンカウントミッションで、同じタイミングでプレイしているプレイヤーとオートマッチングするシステムとか欲しかったですね。Divisionエージェントとして頑張っている人たちが自分以外にも居るんだっていう世界観表現にも繋がると思うのですが、どうでしょう。

  あと、上ではあえて触れませんでしたが、PvPが相当なクソらしく、かなり過疎ってます。(PvPはウィークリーミッション消化以外で触れてない)PvPを求めているなら違うゲームが良いでしょう。

  サバイバルモードという、日本では「不思議なダンジョンシリーズ」としてお馴染みのローグライク風のゲームモードがあり、それはかなり面白い上に良い装備が手に入るそうなので、そちらをプレイしたらまた記事を追記するかもしれません。

 

  今、買ってプレイする価値はあまり無いと思われる「Tom Clancy’s The Division」ですが、パーティープレイはなかなか楽しいのでフレンドやグループで誘い合わせて遊んでみる価値はあるかもしれません。